ナオのケガ

上のように書くきっかけとなったのは、FC 東京の石川直宏が「右膝前十字靭帯損傷」というニュースを聞いたからだ。
この間の試合で、いやな予感はした。ちょっと自分を思い出すような。
あぁ・・・と思ってる中に、ひとつおどろきの事実が。
なんと、FC東京のチームドクターの中に、私の手術をしてくれたあの先生の名前が!
正確に書くと、その先生が今どうしてるかと調べたら、東京にたどり着いたのだ。
驚いた。まさか、あの先生がナオの膝の手術もするんだろうか?さすがにそれはないか?
とにかくあの先生がついてる、と思うとちょっとホっとした。
クールで結構手厳しいことを言う先生だった。よく怒られた。
でも就職のアドバイスをしてくれたのも覚えている。
「膝を痛めたことのある人だからできる仕事もあるよ」と。
たとえば理学療法士なのだが、一から勉強を始める勇気は、なかった。
その数年後に一度、通ってた病院に訪ねたことがあった。
先生は週に1度の非常勤だったのだが、もうその頃には先生の名前はなかった。
どうやら千葉の大学病院へ移ったらしい。
そうして、先生に会うことはなくなった。膝の調子が悪くても、相談にいけなくなってしまった。それが残念だった。
いま、私の膝を診たら、先生がっかりするだろうな・・・。また怒られるかもな・・・。
もう、覚えてるはずもないだろうけれど。